梅村さえこ(日本共産党前衆議院議員)-北関東ブロック(埼玉・栃木・群馬・茨城)比例代表選出
くらし・税・TPP

埼玉県 全15区で市民と野党の共闘 「信念曲げぬ党が伸びたら…」

 戦争法(安保法制)廃止と立憲主義の回復という大義のもと「市民と野党の共闘」は選挙戦でも大いに力を発揮しています。埼玉県では、県内15の選挙区すべてで「市民の会」「連絡会」がつくられ、共産・社民・立憲民主で一本化されました。独自ビラや宣伝カーの運行など〝選挙版・市民と野党の共闘〟を担う人たちの思いを追いました。(阿部活志、武田恵子)

 「市民とともに」

 社会党との選挙協力で日本共産党の梅村さえこさんが市民と野党の共同候補となった15区(蕨市、戸田市、さいたま市桜区・南区、川口市の一部)。7日午後JR戸田公園駅東口に「無関係ではいられない!! 政治は私たちのためのもの」と書かれた横断幕を掲げてフィフティーンクロス(フィフクロ=15区市民と野党をつなぐ会)のメンバーが「選挙に行こう」の街頭パフォーマンスをします。民進党解体・「希望」吸収の事態をうけ、会として特定の候補を推薦せず、憲法、安保法制、もり・かけ疑惑、消費税、原発の5つの項目での候補者アンケートし結果を有権者に知らせる活動です。候補者アンケートに答えた梅村さえこさんがスピーチします。

 「〝いつも市民のみなさんとともに〟がモットーです。消費税をなくす運動、子育て運動、市民運動の中から誕生した議員として2年半。初質問は、子どもの医療費無料化問題です。市民のみなさんが2倍、3倍集まって声をあげれば安倍政権を倒せます。一緒に声を上げましょう」

 〝しがらみ〟なし

 フィフクロを呼びかけたのは高松久美子さん。安保法制が衆院で強行されたとき初めて国会前に行きました。「地元でもなにかしたい」と。高松さんは個人的には、梅村さんと比例は共産かなと話します。「梅村さんは市民運動から頑張ってきた人。市民のことを考えてくれる候補。共産党は安保法制反対で信念をまげていないし、もっと議席が伸びたらもっと力強くなる」

 同メンバー、池田未来さんは、「共産党はずっと長いこと名前を変えずにきた。〝しがらみ〟が話題になっているけど、政党助成金拒否などクリーンで何もしがらみがない。信頼ができる」。

 共闘の意義一番わかっている

 戦争法廃止の国会行動に個人で参加していた人たちで「地元でもやろう」と川越で立ち上げた「戦争はイヤだ!黙っちゃいられない川越市民の会」。その中心メンバー、井上康仁さんは、仲間とともに、安保法制廃止・立憲主義回復をめざすオール川越・富士見・ふじみ野連絡会(オール7区連絡会)の「野党共闘勝利・決起集会」(5日)に参加しました。選挙活動は初めてというメンバーも多く〝共産候補で勝てないのではないか〟との意見に対し、〝じゃ、なにもやらなくていいのか。弱者を含め市民一人ひとりが大事にされる社会にするために、やろう〟と議論を重ねたといいます。

 投票率上げよう

 9区は狭山・入間・飯能・日高の4市、毛呂山・越生の2町が地域です。今年1月発足の「アベ政治はイヤだ!埼玉9区野党共闘・市民連絡会」に参加している長谷川順子さん(44)は飯能市在住。選挙や政治の仕組みなどについて知識を深める「はんのう投票率向上委員会」を2015年に立ち上げています。約200人が参加した6日夜のキックオフ集会にも「行くよ!選挙 自分のためにね」のビラを大量に持参しました。今年7月の飯能市長選挙では無所属(共産党推薦)で立候補、9区連絡会の支援を受けました。当選には至りませんでしたが、市民と野党の共闘の力を実感したといいます。

 「原発や憲法など人の幸せを左右する問題で、このまま安倍政権に任せておけない、と9区連絡会に発足当時から参加しています。市長選をたたかって、朝から晩までの協力を惜しまない共産党の人たちの温かさを感じました。それは周りのお母さんも同じで〝もう共産党しかない〟と変化しています」

 社民党県連合の代表、武井誠さん(坂戸市議)は6日夜、所沢市内で開かれた野党共闘8区の会の「市民のつどい」に参加して、エールを送りました。「全区での共闘の意志を表明したい。選挙が終わったら、改憲をめぐるたたかいがある。市民と野党の共闘をさらにつなげたい」と。

 無所属議員も共闘仲間です。9区連絡会に参加している日高市の無所属市議、田中まどかさんは、「野党共闘の意義を一番わかって、そして安倍政治を倒すためには何をしたらいいか一番考えていた(日本共産党の)神田三春さんが野党共闘の候補として残ったのです」

 5回の1万人集会を成功させ、市民と野党の共闘を求める地域連絡会結成をよびかけてきたオール埼玉総行動実行委員会の実行委員長、小出重義さん(弁護士)は、「(野党共闘から脱落した人たちは)安倍政権を打倒するためには仕方なかったというでしょう。しかしこの弁解は完全に誤っています。目的と手段を取り違えています。安倍政権を倒すというのは手段にすぎません。目的は立憲主義を回復し、戦争法を廃止し、憲法改悪を阻止することです。安倍政権を倒しても、安倍亜流が総理大臣になったら、私たちは徹底的にたたかっていくのです」 

【「しんぶん赤旗」2017年10月8日付】

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