梅村さえこ-日本共産党党中央委委員・子どもの権利委員会副責任者
くらし・税・TPP

議席獲得へ猛追 平和と暮らし 争点鮮明

参院埼玉選挙区は、改選数4に対し、日本共産党の梅村さえこ候補と、自民党、公明党、国民民主党推薦の3現職、立憲民主党、日本維新の会、れいわ新選組の3新人など15人が立候補する大激戦・大接戦となり、梅村候補は議席獲得へ猛追しています。梅村氏は連日の猛暑の中、2019年の伊藤岳参院議員に続く議席獲得へ奮闘しています。
地元紙が「県民 暮らし、平和に期待」(23日付「埼玉」)と報じるなど、争点は明確です。各陣営の第一声で、維新の新人などは、これまで声高に叫んでいた「9条では国は守れない」「軍事力の強化・軍事費2倍化を」などについてほとんど触れず、守勢に追い込まれています。
公明党の現職は、自民党と一体に消費税10%増税を強行したにもかかわらず国民の苦しみに背を向け、「公明党は消費税の食料品減税をやりぬいた」と述べています。
一方、公示日に埼玉入りした安倍晋三元首相がウクライナについて「NATOに入っていれば、あんなことにはならなかった」と述べ、軍事力強化で「正面突破」を図ろうとする動きもあります。

歴史的勝利へ

梅村氏は、物価高騰から国民の暮らしを守るために消費税5%減税やインボイス制度の中止、軍事費の2倍化ストップ、9条を生かした平和外交で平和を作り出すことなどを提案。具体的ビジョンを語り、希望ある政治の道筋を示す梅村氏の議席を勝ち取ってこそ、平和と暮らしを守ることができます。
マスコミは序盤の情勢調査で、梅村氏について「当落線上」「大混戦」などと報道。25日、さいたま市での志位和夫委員長を迎えた街頭演説にはオンラインも含めて8000人が参加し、参院埼玉選挙区で複数議席を実現した1998年以来の規模となり、党の勢いを示しました。
28日に党県委員会が開いたオンライン幹部活動者会議で、荻原初男委員長は、梅村氏は議席獲得へ猛追しているとして「やるべきことをやりぬけば、比例での躍進と選挙区での歴史的勝利も可能であることを示している」と強調しました。
同会議では、参加者から「みんなの頑張りで『猛追している』ところまできたと、党員は奮い立っている」と、何としても勝利する決意の発言が相次ぎました。
また、大激戦を勝ち抜くために青年・学生の支持を広げようと、宣伝カーの一つを青年向けの「ミライワゴン」として運行。大学の最寄り駅などでの対話宣伝に取り組み、支持を広げています。
一方で、他陣営も自民党、維新、国民などは党首が埼玉入りし、岸田首相が公明党現職の応援に駆け付けるなど必死です。

「日本を救う」

党県参院選闘争本部は、今の活動の規模と速度では、つくりだしつつある勝機を逃しかねないとして、「折り入って作戦」を徹底して進め、7月3日までに比例50万の得票目標を突破することを提起。「『比例を軸に』『全国は一つ』ですべての支部、グループ、党組織が一丸となって取り組もう」と呼びかけています。
公示を前に、元公明党副委員長の二見伸明さんが梅村氏にメッセージを寄せました。「梅村候補は実地調査をし、私たちの暮らしの立場から判断・行動する素晴らしい人。梅村候補の当選、比例での共産党の大躍進が日本を救います」

(しんぶん赤旗2022年6月30日付より)

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